Excel操作を自動化・Excelでシステムを構築することを簡単に実現してくれるStiLLについては、情熱というよりは執念に近いものがあるので、語りだすと切りがなく、この先も何度かこのテーマで語りたくなると思うが、とりあえずできるだけサラッと、なぜStiLL推しなのかを、ひとまず語っておこう。
必要としている人間、あるいは必要としている部署が、自らシステムを組めることの効率性
要求する人間と作る人間が同じなので、最初から誤解なく正しいものが作れる。ていうか、そもそも最初の段階で何が正解かを分かっていること自体が少ない。試行錯誤の段階を経て、プロトタイプを作ってみて、(これじゃないな)とか考えながら、徐々に求めていたものが何なのかが見えてくる。そうした試行錯誤を繰り返せば繰り返すほどいいものが出来上がる、というのは経験した者でないとピンとこない。外部や情シス部門に外注していると、適当なところでOKを出さざるを得ない。あるいは、自分で試行錯誤していないと何を求めているのかを心底から考えることがないので、出来上がったものをありがたく頂戴するだけに終わっていることにすら気が付いていない。
こうした状況である世の中だが、現実的なレベルで多くのユーザー・現場部門にシステムを開発する環境を提供してくれるのがStiLLだ。
果てしなく連続する毎日・毎月の繰り返し作業から解放し、楽しめることに時間を使ってもらいたい
毎月毎月レポート作成を一から十まで手作りして、それが普通のことだと思っている人は多いが、楽しいことだろうか。あるいは日次業務の大半ですら作業の連続である人もいるだろう。
StiLLは数個のコマンドの使い方を理解するだけで毎日・毎月の業務を劇的に効率化してくれる。それだけで作業時間のかなりを節約し、もっとクリエイティブな仕事に時間を割けたり、自己啓発に時間を割けたり、早く帰って楽しめることに時間を使うことができる。厳選して3個だけStiLLコマンドを挙げると、
- BtMerge(Excelデータ取得):他のExcelファイルからデータを取得する
- BtNamedSave(名前をつけて保存)
- BtPush(ボタン連続実行):作ったコマンドを一連化させ、1クリック実行を実現する
の3つを選んでみだ。これだけでもかなりの作業が効率化されるし、実際、自分の部下でもこの3つだけ習得して作業時間を大幅に減少させている。10人中7,8人は、自分のメリットに直結するし容易いことなので、この3つのコマンドの使い方を習得することができるだろう。
自分の好きなこと・楽しめることに時間を充てて、苦行のような作業からはさっさと脱出してほしい。誰かに救い出してもらうことを待っているのではなく、自らの力量だけで相当程度脱出できるのがStiLLの持つ特徴の一つ。
本格的なシステムも組める。しかし根気は必要。でも、VBAやモダンExcelを習得するよりははるかに容易
100~200ほどあるStiLLコマンドのうち、よく使うコマンドは40~50コマンドぐらいで、教え方が良ければ、それらをしっかりマスターできる人は10人中1人ぐらいは出てくると思っている。そうした状況を目指している。
教え方が下手だと100人中1人、もしかすると1000人中1人ぐらいになってしまうだろう。それでもVBAやモダンExcelをマスターできる確率よりははるかに高いはずだが。
10人に1人がしっかりしたシステムを組める状況というのは、現場でシステムが組めるということを指す。残り9人はその1人におんぶにだっこの状況となるので、システムを組める1人への負担は増すが、それぞれ得意不得意があるので、それは仕方のないことと割り切る。というか残りの9人もそれぞれ得意分野があるはずなので、助けてもらったお返しとして、何らかの形でお世話になった1人に貢献することだろう。
Youtubeでヨメトオレ(ギタリスト夫婦)、Chibi Unity(ダンスチーム)などを見てると、楽しめることをやり続けるとすごいことになるんだな、楽しめることを続ける先に、この世に生まれてきた使命の全うにつながるんだな、とつくづく思う。直接的なお返しでなくとも、何らかの形で回りまわってお返しができたり、幸せを分けたり。皆が好きなこと・楽しめることに時間を充てることで、世の中が全体的にいい方向に向かっていけばと思う。そのために、センスのある1人は、(自分の得意なこと・楽しめることで、他人の苦痛を取り除ける。それで充分じゃないか。)と考えるようになってほしい。
StiLLはトレース機能が秀逸だから、ブラックボックス化しない。但し、何事も楽な環境を作ると考えない人を量産する可能性には注意。
StiLLの特徴の一つはトレース機能の秀逸さにあると思う。ボタン連続実行の設定画面で、各コマンドを選択し、『ボタン確認』を実行すれば、ボタンの配置されたシートにジャンプし、ボタンを点滅させられる。どういう順序でどのコマンドが実行しているのか、シート移動を伴うので設計者の設計思想を想像しやすい。10人中7,8人はトレース機能の使い方を理解できる。10人中半数程度は簡単なプログラムのトレースや、複雑なプログラムでもデータソースと出力先を把握するすることができる。10人中2,3人は必要に迫られたときに複雑なプログラムでもシステム全てをトレースしきることができる。
VBAやモダンExcelの場合、それぞれ高度に仕上げてしまっていると、トレースだけでシステム全てを把握することは無理があるし、安直な理解がいろんな落とし穴へ誘導することだろう。StiLLの場合、高度に仕上げてしまっていても、トレースしきれる可能性がある。トレースしやすい工夫(作法)を遵守してシステムを開発すれば更に伝わりやすくなる。
とはいえ、何事も、他人のためになる程度に仕上げることは半端なく根気がいるし、トレースも難しくなる。正解は簡単に出せない。
基本は自分のために自分で作る。力量が無ければ効果の高い3つのコマンドに絞ってマスターする。それを守っていれば考えない人は量産されない。他人の作ったシステムを使うだけだと考えない人が量産される。VBAであってもモダンExcelであってもStiLLであっても。そうした事態に陥らないよう、最低限トレースの仕方だけはマスターしておくべき。

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